Hysteria Valkyr ビルド | ソロ鋼カスケードLevel Cap
鋼の道のりカスケード (グリニア) をソロでLevel CapまでこなすためのValkyrビルド。常時Hysteriaを維持してスピンアタックを主体とするが、オーバーガード持ちには12倍ヘビー攻撃を使う。
ビルド時に留意すべきは以下2点。
1. 鋼の道のりのLv.9999スラックス・センチュリオンは約1552万のオーバーガードと約967万のヘルス、約20万の装甲値を持ち、これを素早く削れる火力を用意する必要がある。Hysteriaは切断状態異常に期待できないため装甲除去が前提となる。
2. エネルギー回復手段が限定されるHysteria中はエネルギーオーブが主な供給源となるが、カスケードでは敵を置いて移動する場面も多く安定してエネルギーオーブの提供を受けることができない。そのため耐久ミッションで用いられるビルドよりもエネルギーをさらに重視した構成にする必要がある。
Youtubeリンク:
[Warframe] Hysteria Valkyr | the Steel Path Void Cascade | Solo Level Cap (Patch 32.3.5)
ビルド
必須: 単純な代替が困難で取り除いた場合大きな影響がある
推奨: 優先度は高いが取り除いても、或いは類似品と入れ替えればビルドとして成立する
任意: 貢献度が限られている、もしくは好みによる
候補: 主な入れ替え候補
Valkyr Prime
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Fleeting Expertise (ランク4), Streamline
Hysteriaの毎秒消費エネルギーを最小の3.75/sに抑える必要があり、他のアビリティコストを含めると効果時間を考慮しても効率175%が最も消費エネルギーが少ない。とはいえ、Streamline (ランク5) + 効果時間282%以上やFleeting Expertise (ランク5) + 効果時間160%以上などの組み合わせでも3.75/sを達成でき、恐らくこれらのビルドも実用的だと考えられる。
Primed Flow
エネルギー最大値が638となり約170秒分のHysteria持続エネルギーが蓄えられる。
アルケイン エナージャイズ, アルコンの欠片 琥珀 (エネルギーオーブ効果 + 50%) * 3
減少したエネルギーを素早く回復するために必要となり、琥珀を更に増やすのも選択肢に入る。常にエネルギー残量に気を配りタイル移動の前には最大値近くまで回復しておきたい。
Swift Momentum
どちらの効果も12倍ヘビー攻撃とかみ合う。移動により周囲に敵がいない状況が頻出するため特にコンボ持続時間が必須。
Hysteria Assault
エイム時に0.5秒無敵が持続するようになり無敵を維持したまま銃を撃つことができる。とびかかり効果は十分なアビリティ範囲を保っても有用な状況が限られるため使わなくてよい。
Narrow Minded, Primed Continuity, Constitution, Augur Message
毎秒消費エネルギーへの影響で効率175%でも効果時間100% (streamlineがランク5なら80%) 以上は必須。Warcry, Xata’s Whisperの再発動回数を減らすためになるべく延ばしたい。
Umbral Intensify, モルト ヴィガー, Transient Fortitude, Augur Secret, モルト オーグメント
Hysteria, Xata’s Whisper両方に影響するため火力への貢献度が高い。オペレーターを駆使するためモルト ヴィガーは自然と条件を満たし相性が良いが、モルト オーグメントはHysteria再発動の必要性や死亡時にバフを喪失するリスクがある。
アルコンの欠片 深紅 (近接クリティカルダメージ + 25%) * 2, アルコンの欠片 深紅 (アビリティ威力)
このビルドでは近接クリティカルダメージの方がややダメージが高くなるが、Xata’s Whisper込みでは約1%の差でしかない。欠片なしの場合と比べると約23%ダメージが増加する。
ディケイング ドラゴンキー
シールド最大値を150から38に下げることでシールド回復に要する時間が約6.67+4秒から約2.25+4秒に短縮される。シールドゲーティングにより銃を撃つ際に0.5秒に収まらず被弾しても耐えることができるので推奨。
Rolling Guard
ViolenceによりHysteriaを解除された場合に安全に距離をとるために採用。出現直後にメイガス ロックダウンで拘束し倒すことも可能なため、常に理想的な動きができるなら不要。(コーパスの場合ナリファイアが出現するため推奨。)
Eternal War
定期的に周囲に敵がいなくなるので永続というわけにはいかないが、敵を倒すことでWarcryの効果時間を最大2倍まで延長できる。しかし効果が切れていても大きな問題にならないので採用しない選択も考えられる。
Helminth
移植先はRip LineかParalysis。強いて言えばRip Lineの方が移動手段として使い道がある。
Xata’s Whisper
条件を付けなければ火力バフアビリティの中で最もオーバーガードに対してダメージを与えられる。Void状態異常がCondition Overloadの足しになり、ヘッドショット時には追加ダメージが部位倍率再計算によりさらに3倍されるというメリットもある。
Nourish
エネルギー倍率が増加する分アルコンの欠片 琥珀を深紅の近接クリティカルダメージに入れ替えることで、Xata’s Whisperよりもオーバーガードに対して約6%高いダメージを出せる。Xata’s Whisperより消費エネルギーが多く効果時間が短いが十分に匹敵する候補と言える。
Valkyr Talons
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Reflex Coil, Focus Energy
周囲に敵が少なくコンポカウントを稼ぎにくいこともあるためヘビー効率90%が必須。
Condition Overload
Primed Pressure Pointと比べ状態異常が4種類でも約1.6倍, 8種類だと約2.8倍と火力への貢献が高い。
Sacrificial Steel
Gladiator 3セットと合わせてクリティカル倍率はコンボ倍率12倍時にヘビー攻撃は435%、それ以外は325%になる。
Organ Shatter, Gladiator Might
3重クリティカルでクリティカル13倍、4重クリティカルで17倍 (アルコンの欠片込みでは16倍, 21倍)になる。
Primed Fever Strike, (North Wind)
オーバーガードへのダメージが90属性よりも1.3倍高くなる。Focus Energyの電気と合わせた腐食はフェライトアーマーの弱点になるため、敵レベルが低い間は装甲除去を省くこともできる。(コーパスではプロトシールドが腐食に50%の耐性を持つことから磁気の選択も考えられる。)
Primed Reach
元の範囲が1.7mと狭く3m伸びる影響は大きい。
Drifting Contact
Swift Momentum, プライマリ デクスタリティ, セカンダリ デクスタリティと合わせてコンボ持続時間が26秒あるが、それでもヘビー攻撃を空打ちして持続時間をリセットする場面がある。頻繁にコンボカウンターに気を配るのは面倒なので、さらにコンボ持続時間を延ばす選択も候補となる。
Cedo
状態異常付与目的でセカンダリ射撃のみ使用する。Modなしでも広範囲に切断, 爆発, 火炎, 冷気, 電気, 毒の最大6属性を付与できることに加え、Hysteria Assaultで得られる0.5秒の無敵中に撃つことが容易である。
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プライマリ デクスタリティ
コンボ持続時間目的で必須。
Toxic Barrage, Frigid Blast
ヘルスへのダメージを最大4.25倍にできる感染属性は必須。
Scattering Inferno, Shell Shock
8種類目になる放射線属性ができる。放射線状態異常によるCCもオペレーター操作時に役立つ。
Hell’s Chamber, Vigilante Armaments
セカンダリ射撃で発射されるブーメラン数を増やすことで状態異常付与数も増加する。
Hunter Track, Lingering Torment
スラックス霊体は状態異常にかからないが物理形態でかかった状態異常はそのまま引き継ぐため、感染状態異常が引き継がれればアンプダメージも増加する。冷気状態異常により形態移行の無敵時間が延長されてしまうことから少なくと一つは採用したほうが良い。
Shotgun Savvy
ブーメランのAoEによる状態異常は状態異常確率と無関係に火炎, 冷気, 電気, 毒の中から一つ、爆発とModで追加した属性から一つの計二つが確定で発生する。状態異常確率が影響するのは切断とModで追加した属性が発生するブーメランの直撃のみであり、優先度は低めだが60属性4つと合わせて215%と確実に二つの状態異常が発生するようになる。
Snap Shot
Fatal Accelerationを入れるとホーミング性能が落ちてしまうことから代わりに消去法で採用。特に役立っている実感がないので入れる必要はない。
セカンダリ
使用はしない。
セカンダリ デクスタリティ
コンボ持続時間目的で必須。
Augur Seeker, Augur Pact
セット効果によりアビリティ使用でシールドを回復できるが、効率を上げているため最大値まで回復するには複数回アビリティを使う必要がある。被弾してもシールドが回復するまで無敵状態でいればよいだけなので意識的にアビリティを使う必要性は薄い。
Amalgam Barrel Diffusion
ローリング使用時に動けるようになるまでの時間が短縮され、Rolling Guardの無敵時間に行動できる時間が伸びる。Rolling Guardと合わせてViolenceへの保険としての採用。
Praedos
武器としては使用しないが移動の多いミッションのためダッシュ速度+20%とパルクール速度+30%が役立つ。
Gladiator Might, Gladiator Rush, Gladiator Vice
Exalted Weaponにも効果があり3つでクリティカル率を最大+330%できる。
フォーカス
Unairu
装甲除去のCaustic Strike前提のビルドになっている。Unairu Wispによってオペレーターダメージも増幅でき、Posieのノックダウン無効もCedoのセカンダリ射撃とPhahdスカフォードを使用するため役立つ。
オペレーターアルケイン
メイガス ロックダウン
オペレーター使用時の被弾を減らすことができ、Violence出現時に即拘束しSilenceを防ぐ役割もある。
エマージャンス デシペート, エマージャンス レニュード
敵集団に向けて使うことでHysteria中でも簡単にエネルギーを回復できるが、エターナル オンスロートを起動する終盤はオペレーターエネルギーが逼迫し使用機会が限られる。Void Slingでの移動時にオペレーターエネルギーを多少回復できるが、その目的ならエマージャンス レニュードの方が適しているかもしれない。
エマージャンス セイヴァー
致命的なダメージを受けオペレーターの行動が中断される回数を減らすことができる。
オペレーターアンプ
Cantic プリズム, Raplak プリズム
少ない隙で高いダメージを出せ、ヘッドショットも狙える上にクリティカル性能が高い。射程が長くVoid亀裂を閉じるためにも使える。
Phahd スカフォード
雑に撃つだけでVoid亀裂を複数閉じることもあり、Lv.9999でもCaustic Strikeと合わせLast Gasp中の復活が十分狙える。
Certus ブレース
エターナル オンスロートと合わせてCantic プリズムがクリティカル確定になる。
アンプアルケイン
エターナル イラディケート
オペレーターアビリティ使用という簡単な条件で確実に1.6倍のダメージを与えられる。
エターナル オンスロート
Cantic プリズムのダメージの期待値が約1.69倍になる。8スタック以上の感染状態異常を与えた上でヘッドショットを安定して出せる腕前がある場合、起動せずとも2回の射撃でスラックスを倒せない確率は1%未満なので不要になるかもしれない。
ダメージ計算
ヘビー攻撃
このビルドでのLv.9999スラックス一撃条件をいくつか下に記す。オーバーガード持ちの敵にオーバーガード残量を上回るダメージを与えた場合、オーバーガードを無視したダメージ + オーバーガード残量が与ダメージになる。(物理形態のスラックスのダメージ表記はオーバーガードとヘルス残量の合計値までしか表示されない。)
12倍ヘビー攻撃 + 4重クリティカル + 状態異常8種類:250 * 6 * 12 * 21 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 8) = 17,181,801
12倍ヘビー攻撃 + 5重クリティカル + 状態異常6種類:250 * 6 * 12 * 26 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 6) = 16,673,202
12倍ヘビー攻撃 + 4重クリティカル + 状態異常4種類 (感染2スタック) + Xata’s Whisper:
(対オーバーガード) 250 * 6 * 12 * 21 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 4) * (1 + 0.26 * 1.89 * 1.5) ≒ 16,939,909
(ヘルス) 250 * 6 * 12 * 21 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 4) * (0.26 * 1.89) * 2.25 ≒ 10,782,114
11倍ヘビー攻撃 + 4重クリティカル + 状態異常5種類 (感染1スタック) + Xata’s Whisper:
(オーバーガード) 250 * 6 * 11 * 21 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 5) * (1 + 0.26 * 1.89 * 1.5) ≒ 18,486,012
(ヘルス) 250 * 6 * 11 * 21 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 5) * (0.26 * 1.89) * 2 ≒ 10,458,841
スピンアタック
スピンアタックは倍率300%の最大6ヒットでありヘビー攻撃と比べクリティカル倍率が一段階下がることから、6ヒットしても12倍ヘビー攻撃の約5分の1のダメージになる。Lv.2000くらいまではスピンアタックだけでも十分戦える。
3重クリティカル (6ヒット) + 状態異常5種類 (感染なし) + Xata’s Whisper:
(オーバーガード) 250 * 3 * 17 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 5) * (1 + 0.26 * 1.89 * 1.5) * 6 ≒ 640,208 * 6 ≒ 3,841,248
(ヘルス) 250 * 3 * 17 * 3.25 * 1.89 * (1 + 0.8 * 5) * (1 + 0.26 * 1.89) * 6 ≒ 549,655 * 6 ≒ 3,297,930
アンプダメージ
霊体のスラックスには通常の10倍のダメージを与えられる。厳密な検証はしていないが霊体のスラックスには鋼の道のりのヘルスボーナスが効かず、Lv.9999では約387万のヘルスを持つと推察される。
Cantic プリズム
1重クリティカルヘッドショット (3ヒット) + Unaru Wisp + エターナル イラディケート + 感染4スタック: 1460 * 10 * 2 * 2.2 * 3 * 2.6 * 2.75 * 3 = 1,377,948 * 3 = 4,133,844
1重クリティカルヘッドショット (2ヒット) + Unaru Wisp + エターナル イラディケート + 感染9スタック: 1460 * 10 * 2 * 2.2 * 3 * 2.6 * 4 * 2 = 2,004,288 * 2 = 4,008,576
2重クリティカルヘッドショット (1ヒット) + Unaru Wisp + エターナル イラディケート + 感染10スタック: 1460 * 10 * (2 * (2 * 2.2 – 1) + 1) * 3 * 2.6 * 4.25 = 3,775,122
ヘッドショット (5ヒット) + 1重クリティカルヘッドショット (1ヒット) + Unaru Wisp + エターナル イラディケート + 感染8スタック: 1460 * 10 * 3 * 2.6 * 3.75 * 5 + 1460 * 10 * 2 * 2.2 * 3 * 2.6 * 3.75 = 427,050 * 5 + 1,879,020 = 4,014,270
Raplak プリズム
1重クリティカルヘッドショット + Unaru Wisp + エターナル イラディケート + 感染6スタック: 3000 * 10 * 2 * 2.6 * 3 * 2.6 * 3.25 = 3,954,600
備考
・憑依されたエクソライザーとスラックスのマーカー色が紛らわしい場合、オプション→ユーザー補助→HUDカラー設定の「敵」で前者、「攻撃」で後者の色を変えられる。
・ダメージ計算の通りXata’s Whisperなしでも大きなダメージを出せることから、Dispensary + Equilibrium + Synth FiberやNaramon + 装甲除去アビリティ移植といったビルドも可能性がある。特にLevel Capまで目指さないのであればこれらのビルドの方が扱いやすいかもしれない。
綿密な計算式と解説のなか唐突に出てくるコンポカウントに癒される